ぐうたら主婦の幸せ術

能天気主婦のぼん。妊婦生活や思った事を自由に徒然なるままに綴るだけのブログ。

そういうふうにできている 読了。

本を読むのは好きです。ボンです。

 

本当はジャンル問わず色々読んでみたいと思っているけど、結構偏っているかも。

 

 

自己啓発本なんかは大抵好きです。

ノンフィクションの体験記なんかも好きです。

ハウツー本も好きだな。

小説だとミステリーが大好物です。(鉄板だけど、東野圭吾さんの作品は本当に面白い。大好き。)

ファンタジーはあんまり興味がないかも。(ハリー◯ッターとか。)

 

30歳を過ぎてから思った事は、私、現実的な性格みたい。

思い起こせば子供の頃から心は妙に冷めており、夢とかも現実的だった。

普通子供の頃の夢ってさ、セーラームーンとか、ケーキ屋さんとかだよね?私はセーラームーンにもケーキ屋さんにもなれない事を知っていた。

しかし親を心配させまいと、七夕の短冊などには毎年そんなような事を書いた。

 

実際は、

 

〝健康に長く生きたい〟〝それだけでいい〟

 

と子供のくせにばーさんみたいな事を思っていた🤣

 

 

そんな私はおとぎ話のようなものは現実味がなくてどこに感情移入したらよいかわからず、読んでもあまり心に残らない。

あと、フワッと終わるのが嫌いだ。

 

そう、全ての本に共通して好きなタイプは、その本で何が言いたかったのかわかる事。その解釈が正解かどうかは筆者にしかわからないんだけどね。

それから、読み終わった後に気分が良くなる事。

 

だもんで、伏線が張り巡らされまくっているミステリー小説で、終盤ドドドっとそれが回収されていってスコンと腹に落ちる瞬間はたまらない。

そういうことかぁ‼️すごい‼️なんて頭が良いのだろう‼️と思わず興奮して叫び声をあげることもしばしば。

 

 

そんな感じてたまーにその時の気分で読みたい本を買ってきては横たわってぐうたら読んでは偉そうに感想をメモしている私です。

 

 

さて、話しは少し飛ぶけどね。

妊娠してからというもの、妊娠って私の人生で最大のミステリーでファンタジーだと思ったよ。とにかく不思議な事が多すぎる。だって私の中にもう一人、いるんだよ。

君はどっからやってきたんだぃ?

考えれば考えるほど不思議。

もはやあと半年したら出てくるんだよ。それはもう決まってる。

何度も言うけど不思議。

 

この不思議現象を解明したく、最近妊娠の本を読み漁っていた。近くの大きい本屋に居座ってね。

妊娠のメカニズムはわかったんだけど、なんとな〜く腑に落ちない。

 

そーこーしてるうちに発見。

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さくらももこさんの〝そういうふうにできている〟

もうだいぶ前に出された本です。

なんとなく、この先ずっと手元に置いておきたい本だという直感により購入。

表紙が可愛いのもある。表紙の絵がねすごく可愛いんだよ。(2回目w)

 

さくらももこさんといえばちびまる子ちゃんでしょう。

ちびまる子の他にも永沢君とかコジコジとか、ももの缶詰、さるのこしかけとか。たくさんの漫画とエッセイがあるわけだけど、全部面白い。好き。

それこそ、メルヘンな雰囲気は漂うけど、現実的な話ばかりだよね。ちびまる子ちゃんだってさ、少女漫画(っていうジャンルなのか?)だけどあれは昭和の小学生の日常の出来事を面白おかしく切り取ったハートフルコメディ。

あまりに普通の日常を描くもんで、勝手に、まること友達のような気がしてたもんね。その辺に存在する気がしてたもんね。さくら家が。

 

ちびまる子の話しは長くなりそうだからさて置き、今回購入したエッセイ。

 

そういうふうにできている

 

妊娠しなかったら読まなかったと思われる一冊。

 

あらすじは、さくらももこさんが妊娠して出産するまでを独自の視点で書き綴った体験記。

 

ページ数もそんなに多くないので、ぐうたら主婦でも小一時間かからないで読みきりました。

 

面白かった‼︎

 

なんていうか、書いてくれてありがとうと言いたい。

 

 

 

まず、妊娠が発覚するところから始まるんだけど、自分の経験と重なって。

それが、リアルな気持ちを書いているもんだがら尚更。

普通、

検査薬で妊娠発覚→嬉しい‼︎→夫にサプライズ報告→感動の涙

 

みたいな事になるんでしょ?

 

それが、

検査薬で妊娠発覚→呆然→色々不安になる→恐る恐る夫に報告

 

みたいなニュアンスの事が書いてあって、

 

同じだ・・・‼︎

 

って共感。私も同じで、念願の妊娠だったのに、嬉しいという感情は後からじわじわとゆーっくりやってきて、今でこそ嬉しくて仕方ないけど最初はなんか不安になった。

 

そんなリアルな〝感情〟だったり、

 

出産の章では読んでるこっちまで下腹部が痛くなるリアルな〝手術の描写〟が。

 

 

全編通して、包み隠さず妊娠出産の現実を書いてあるわけで、それって普通なら結構エグい話しだと思うんだけど、そこはさくらももこ節とでもいうのか何故かほんわりとした雰囲気が文章から漂っていて、どこか能天気というか、愉快というか。

 

なんかあったかい気持ちになる。

 

 

 

 

ちょっと最初の方の話しに戻るんだけどさ、妊娠って不思議って話。

なんだかすごいらしい確率で我がお腹に急に宿った命。

 

 

 

ここでさくらももこさんの言葉をかりれば

 

〝そういうふうにできている〟

 

その一言につきるんだね。

なんか、妙にスッキリ。精子卵子がうんたらとかさ、染色体がうんたらとかさ、そんな難しい話しはどーでもよくて、

とにかく私と夫を選んでやってきた。

 

人生、全て、そういうふうにできている のだとしたら、私は母になる人生だったのね。必然だったのね。

それならば、なんの迷いも不安もないな。

と思えてくる。

 

 

 

 

 

私の好きな、読み終わった後気分が良くなる

一冊でした。

 

 

 

 

次は何を読もうかな。

オススメの本はないですか?😀